続・安藤三緒の独り言

ライブ情報☆八王子びー玉☆12月21日(水)八王子papaBeat

ぬか漬けっておいしいよね

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こんばんわ。安藤三緒です。

今日は月食でした(ちょうど見えない)。そしてまた一つ歳をとりました。

最近思うのは、子どもの頃、食卓にならんだ漬物やら保存食にそれほどありがたみを感じてはなかったのですが、近頃はやたらと食べたくなり、いざ食べようとするとなかなかの高級品でそうそう手が出せないということです。

その頃、同居していた祖父母は毎日ぬか漬けをかき回し、春にはあんずや苺でジャムを作り、初夏には梅干し、らっきょうを漬け、秋には干し柿などなど、色々な保存食を手作りしていました。今思えば、なんと贅沢なことでしょうか。

それを贅沢とも思わず、何不自由なく生活させてもらえていたことに、改めて感謝です。

そんな事をしみじみ感じながら漬物をパリポリしていたおり、実家で片付けをしていた母から、祖母が私の17才の誕生日に宛てた絵手紙を発見したと連絡がありました。たまたま、この誕生日ウィークに出てくるとは、なんともグッドタイミングです。

しかし、17歳の頃の自分は、何かとどんよりしたり、ピリピリしたり、ぼんやりしていたので、思い出すと今でも「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と慚愧の念に堪えない思いで夜も眠れなくなるため、あの頃の事はパンドラの箱に封印していました。

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そんな鬱屈とした思春期真っ盛りの私へ、祖母からのメッセージは、手書きの柿の絵と共にシンプルに添えてありました。思えば、17才になる年の夏には同居していた祖父が亡くなり、祖母も私たちも色々生活が変わっていく年でもありました。そんな事が甘い柿や渋い柿に表されているのかもしれません。何故渡されなかったのかは謎ですが、今、受け取れて良かったです。

そんなこんなで、今年はなんだかおセンチな気分に浸ってしまいましたが、引き続き、この日々を大事に生きていきたいと思います。そういえば苦手だった干し柿も最近好きになりました。なので、拗らせた青春の忸怩たる思いも、いつかはおいしく食べれて、消化できるようになればいいなと思います。

ではまた。