千疋屋再び。
再度、あの感動を味わいたいと、イチゴの季節が訪れてはソワソワ、桃の季節が訪れてはソワソワとしていたのですが、何せ1000円をかるーく超える高級スイーツのため、低所得者にとってはおいそれと食べに行くこともできず、やっとつい先日念願叶い行く事ができました。
しかしこの季節、旬のフルーツとはなんぞや?と考えた時に「梨とかぶどうはパフェでは食べたくないよね。」とか「栗はフルーツじゃないよね。」とか「桃はもう季節じゃないよね。」など、パフェの具が一体なんであるのかが大問題となり、最終的に友人のおまつがお店に電話をしてきいてみました。
結果、栗でした。
「やっぱ栗かーー!」
と、二人で落胆しつつ、「栗じゃなくてマロンだと思えば少しはマシじゃない?」と、よくわからない気休めを言いながらとりあえずせっかくなので千疋屋へ行きました。
お店に辿り着き、入口に立ててあった「季節のパフェ(1460円~1680円)」のメニューを早速眺めると、それはそれでどれも美味しそうでした。しかし、なんとも決めかねていると、おまつが
「モンブランがおいしそう!」
と言うのでショーケースを除くと、確かにおいしそうなモンブランがずらりと並んでいました。やはり栗のスイーツと言えば、言わずと知れたモンブランです。その王者たる風格にゴクリと生唾を飲み込んだものの、今日はお金を貯めて、一年ぶりに「パフェ」を食べに来たんじゃないか!という葛藤が湧き、しばらく考えようと一旦店を離れました。
しばらくぶらついてから、またお店の前に戻ってきた私達はまたメニューを凝視しましたが、やはりモンブランのぐるぐるとした所がものすごくおいしそうで、結局、
「ケーキセットでモンブラン2つ。」
と、注文しました。
それがこの写真です。
万をじしてモンブランの五合目あたりを切り崩して一口パクリ。直後に、「うっ!うまーい!」と、あまりのうまさに驚嘆してしまいました。
柔らかくて、まろやかでしかも上に乗っかっているチョコまでもがうまいのです。
完敗です。
何に負けたのかよくわかりませんが、感動させられた私の負けです。
登頂には成功しましたが、もうこの山からは降りることができなくなりました(うますぎて)。
恐るべし千疋屋。フルーツじゃないけど栗もうまかった。
「栗のモンブラン」630円。あなたも是非、登頂してみてはいかがでしょうか。